文章を書く時間のないときは

 そうだね、花の写真を載せるんだよ。
 今日は赤系のミニバラ。
 これはリトルアーチスト。香りも好きなミニバラ。直径5センチくらい。
 ずっと大事にしていた株は今年、コガネムシの幼虫に根をすっかり食べられて枯れてしまったので、これは新たに購入した二代目。きれいに開花したものが届いた。
 こちらはやはり長年の伴、プリンスメイアンディナ。これも二代目。
 全然ピントが合ってないな。
 花びらの形がとても美しい。
 つづいては、マザーズデイ。
 葉の色が濃くて、花はころんと丸い。
 どうでもいいけど、ミニバラと打つたびに「ミニ腹」と変換される。小腹なら分かるけどミニ腹ってなにさ。
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離さないでそばに置いて

 その小さな図書館は、長い廊下を挟んでふたつの部屋に分かれていた。入り口に近い第一の部屋には貸し出しカウンターと日本の小説や雑誌などが置かれて人の出入りが多く、第二の部屋の方は外国文学や専門書の棚が並んで、手前の部屋よりも静かなのが常だった。

 先日、その第二の部屋の方へ行くと、女の子の声がする。ベンチのひとつに幼稚園に通うくらいの女の子が一人で座って絵本を読んでいるのだった。児童書の部屋は別の階にあるので普段は滅多に子供を見ない場所だ。わたしの他には、ベンチに座って本を読んでいる初老の男性と、新聞を読んでいる中年男性がいるだけだ。その男が、ばさっと大きな音をたてて新聞をめくった。そこから感じられる小さな苛立ちに、私も自分の苛立ちを許したくなる。
 
 なぜあなたはここで声にだして絵本を読んでいるの?

 小さな子がたどたどしく絵本を音読しているだけのとだ。もしかしたら、このくらいの子供に黙読は難かしいのかもしれない。あるいは、本を読めるようになったことが嬉しくてしかたがないのかもしれない。すごいね、ひとりでご本が読めるんだねと、そう褒めてあげたい私も確かにいた。「可愛い」と思ってもいいはずだったし、そう思うべきだと思った。
 でも、そのときに最初に感じたのは不快感だった。その子が本に夢中になって読んでいるのではなく、見て見て、私を見てと言っているようにさえ聞こえた。もう少し小さな声で読もうねと、怖いおばちゃんの声が喉まで出かかる。

 ああ、なんて心の狭い私だろうと自分の中の不愉快に驚きながらさっさと借りたい本を持ち、第一の部屋にもどった。しばらくすると、ママーと言いながらさっきの子がバタバタとやってくる。母親の用(雑誌を選んでいた)がまだ終わりそうもないとみてとると、ここでご本を読んでいていい? と言って近くのベンチに座り、また音読をはじめる。母親がどう答えたのかは聞こえなかった。
 そのベンチに先に座っていた女性は黙って席を立った。女の子は1ページもページをめくらないうちに「やっぱり向こうのお部屋に行くぅ」と言って走って行った。

 その子の背中が第二の部屋に消えたとき、私はふいに怖くなった。どうしてこの母親は、あっちで何事も起こらないと信じていられるんだろう。
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花の写真さ

 バラがどんどん咲いている。
 去年の秋に購入したディスタンスドラムスの昨日。
 今日はこんな。秋の色の方がもっと紫がかった深みがあった。
 黄色いのはえーと、
 ミケランジェロ。
 強風が来る前に家に入れたらすぐに満開。
 名前を知らない白いミニバラ。
 サクランボもだいぶ赤くなっているよ。

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