とんとんとん何の音?風の音

2020/ 03/ 28 (土)

愛犬の散歩の途中、桜を見上げた。

昨夜から風が吹き荒れている。ごぅーっという音は波音に似ているけれど、その不規則さが不安を煽る。花びらも散り始めているだろうか。

 

毎日あれやこれや、自分ではどうこうできない心配事ばかりだ。

それと関係があるのかないのか、うん十年ぶりに頬に吹き出物ができた。今まで肌トラブルとは無縁で(面の皮が厚いのよ)、思春期の頃でさえ悩むほどのニキビなどできなかったのに……だ。左頬にひとつ、治りかけたかと思うとまた出てくる。幸い外出時にはマスクで隠れるけれど、ひょっとして、このマスクのせいでできたのかしら?

 

昨日、つけっぱなしだったTVから「アンパンマン」のエンディングが聞こえてきた。

「もし自信をなくして くじけそうになったら いいことだけいいことだけ 思い出せ」

 

懐かしかった。「アンパンマン」そのものはあまり熱心に観ていなかったけれど、幼稚園に上がる前の娘と通っていた体操教室で、毎回アンパンマン体操をしていた。あの頃、何度この歌に励まされただろう。

 

教室に集まっていた親子たちと馴染む気は全くなくて、ただただ娘と楽しめればいいと思っていた。そういう私の姿勢には、傍から見れば間違っていた部分が多々あったと思うけれどまあ、そのことは思い出さないでおこう。親が無理して仲良しこよしをしなくても、娘は勝手に社交的に育ったから、いいのだ。

 

いいことだけいいことだけ、思い出せ。

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ふつうでいいの?

2020/ 03/ 23 (月)

先日スーパーに行ったら、「なんなの?」と思うほど混んでいた。じぶんも買い物に来ておいて他の人に「なんなの?」もないだろうが、ここ数日、空いているスーパーに慣れていたので異様に感じた。少しして、「休日」であることを思い出した。そして掲示によれば、定期的なセールの日でもあった。

 

それはもう本当にいつも通り、カートを先頭にした家族連れが、潤沢な商品の間を縫うようにして歩き、ベビーカーや車椅子は渋滞にはまり、子供たちは元気に騒いでいる。マスクをしていない人も多かった。お年寄りが全てのキャベツを手に取っては吟味している。いいの? もういいの? こんなに無防備でいたら、隙を探している「何か」に狙われやしない? 数日後にニュースになったりしない? 胸の内がざわついた。

定期的といえば、いつも通り美容室に行った。ただ、いつも通りなら今回はトリートメントを重点的にするところを、カットとカラーだけにした。「なるべく早く家に帰りたいんで」と自分の口で言いながら、せっかく家から出てきたんだから、のんびりすればいいのになぁとも思った。

 

帰りに、遅まきながらのホワイトデイのプレゼントを貰った。(バレンタインはしていないけど) ありきたりなメッセージとちょっとしたお菓子だけど嬉しかった。私宛にもらえるご褒美のようなものに、飢えているのかもしれない。

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食べて作って食べて

2020/ 03/ 19 (木)

ブルーデイジーが咲いた。

 

昨日は、一年か二年ぶりにホームベーカリーを使った。材料を入れてスイッチを押すだけでパンが出来上がる魔法の箱だ。

昔(25年くらい前?)、子供たちが小さかった頃は手で材料を混ぜ、台に叩きつけるようにして力いっぱい捏ねて、一次発酵して成形して二次発酵、霧吹きかけてオーブンで焼いて…ということを当たり前のようにしていた。その後、「捏ね」をしてくれる機械を購入した。今はもうないけれど、その機械では生クリームの泡立てもできたし、ケーキの生地もよく拵えた。

暇だったんだろうと言われそうだけれど、確かに時間はあったんだろうけれど、私がひとりで個人的に好きなことをする時間はほとんどなかった。

今も、その頃の再現をしているみたいで、家にいて家事をする時間ならたっぷりとれるのに、パソコンを眺めたりピアノを弾いたり海外ドラマを観たりする時間がない。したいのにできないのではなく、そういう気になれない。その代わりに、久しぶりにパンを焼いたりチクチクとお裁縫をしたり、料理に力を入れているわけだ。

 

もしかしたら、頭のどこかに「家事重点」のスイッチがあって「ああ忙しい忙しい自分の時間がほしい」と言いながらも、そのスイッチをOFFにできないのが母親だったり主婦なのかもしれない。(子を置いてパチンコに行ってしまうような人にはそれがないんだろう)

 

まあ、一ヶ月後にはスイッチを切ってしまい、またひとり時間を楽しんでいるんだろうけれど、お嫁さんと赤ちゃんがいなくなるのは、きっと、ちょっと寂しいだろうなぁ。

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