咲う

2017/04/22(土)

 

花が咲いているのを、笑っているようだと表現したりするけれど、パンジーやビオラはどこか困ったような顔にも見える。

 

もっとも、花が咲くの「咲」の字は「咲う」とも読むそうなので、花はみんな笑っているのだ。そして、元々は「笑う」も「咲う」と書いたらしい。そうえいば、口元がほころぶのも蕾が開くのも、同じ様子だ。

 

春になり、花を目にする機会も増えてきた。道端には、薄いオレンジ色の可憐な花がたくさん咲いている。年々、テリトリーを広げていっているような気がする。

 

風にゆれる花をひとつふたつ見つけていた頃は可憐だと思っていたけれど、道路沿い、駐車場、空き地の隅……と、あまりにも増えて群れているのを見ると、ちょっと異様に感じる。

 

名前はナガミヒナゲシ。地中海方面からの外来種で、「長い実」の生るヒナゲシだからナガミヒナゲシ。(……と、覚えている)


あのオレンジの花がひとつ終わってできた実の中には、1000から1500の種が入っているらしい。その、文字通りの「芥子粒」がばーんと周囲に飛び散るというのだから、どんどん増えるわけだ。咲いた咲いたと、笑ってはいられないのかもしれない。

 


ムスカリさんのところ

2017/04/20(木)

ムスカリさん。
ムスカリだけ「さん」をつけたくなるのは、「村上さん」みたいだからかもしれない。と、今気づいた。

 

ムスカリは植えっぱなしでも毎年変わらず咲いてくれる。
近所にも、春になると塀の際にずらっと紫色のムスカリが花を咲かせる家があり、毎年「あ、そうだ、ここにはムスカリが植わっていたんだ」と思い出しては嬉しく眺めた。けれども、そういえば今年は見た覚えがない。何年かすると球根も命が尽きるんだろうか。

 

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先週の金曜日、原作を読んで「この主人公を藤原竜也が?」と気になっていたドラマ『リバース』を観た。見事にダサい役を演じる藤原竜也にびっくりした。もう、この方は元々がこういう人で、むしろ今までのクールな役が「名演技」だったんじゃないかと思うくらいで、演技から目が離せない。結末も原作とは変わるというので楽しみだ。原作と違うといえば、登場人物も増えている。主人公たちが言う「あのオッサン誰だ?」のセリフには妙に共感してしまった。ほんと、誰ですか。

 

他にも、私にしては珍しくいくつか新ドラマの初回を観てみた。中には、最初の5分10分観ただけで面倒くさくなって消したものもあるけれど、今のところ『リバース』と『小さな巨人』と『CRISIS』は続けて観る予定。

 

あ、ムスカリに「さん」をつけて、藤原竜也が敬称略に……


ナシの花

2017/04/19(水)

日曜日、車を走らせていたらナシの花が満開だった。

ネットに囲われているので、よく撮れない。

 

ちょうどネットのないところに車を寄せて、パチリ。

この中を、歩きたいなあ。

 

子供が小さい頃に何度か連れて行った動物園の前のベンチに座った。

次々と動物園の門をくぐっていく親子を見ながら、あの頃は本当に若かったし体力もあったんだなあとしみじみしてしまった。この先また動物園に行くとしたら、孫を連れて? いやいや、とても考えられない。そもそも息子や娘が結婚するとは限らないし、結婚したとしても子を持つとは限らない。それはそれ、の話だから、私の人生の延長線上の話として孫を持つことを想像する気にもあまりならない。

 

ただ、小さな子にもう一度触れてみたいとは思う。赤ちゃんを抱っこして、懐かしい匂いを嗅ぎたいな。

 

そういえば、新聞か何かで「子供の頭を見ず知らずの他人に撫でられるのは困る」というのを見たことがあった。世の中いろんな人がいるから、手を出されたら怖いのも分かる。

息子が乳児の頃はよその国に住んでいて、町中でもよく声をかけられて「ぷよぷよだね」と触られたし、レストランで片手で抱いて食事をしていると、ちょっと抱っこしていてあげるからゆっくり食べなさいと、店の人に言われたりした。沢山の人に抱っこされた方が幸せになるみたいなことも聞いたような覚えがある。けれど、それも今考えるととても恐ろしい。あの頃の方が何倍も平和だったわけではないとは思うけど、この二十年あまりの間にどれほどたくさんの事件を知ってしまったんだろう。

 

とりとめなく、おわり。